詩:バター

冷蔵庫に置いてる

つめたいバター

 

毎朝塗られる日々

かたいと文句も言われたり

 

そんな君は切られて削られて

小さくなって

 

しわしわの銀紙をまといつつも

美味しさと笑顔を与えている

 

ホットケーキを焼いてあげよう

ふかふかの舞台へ、さあ

 

最後のひとかけらに

スポットライトを当ててあげよう

 

バターのお姫さまは熱で溶けて

とろとろになっちゃった

 

そして子どもたちのおやつへ

ホットケーキとともに

 

who doesn't like pancakes?