リクルート US Workshop 体験記 2-1. ボストン・MIT Media Lab訪問編

この記事は、リクルートホールディングスが主催した 2WEEKS アメリカ横断Workshop 体験記の続きです。前回の記事はこちら:

この記事ではボストンまでの旅路と、特にMIT Media Labの第一印象についてお話しします。 ワークショップ本編については次回に回します。

ボストンの前に・・・経由地のシカゴで足止め

僕らの飛行機はシカゴ経由ボストン行き。 しかし、大雪のためボストン行き飛行機がキャンセルになり、ボストンで足止めをくらいます。

突然、時間に空白ができたため、大人たちがリスケジューリングしている間に少し遊んでました。

驚異のMacbook Air率(そしてメガネ率)。実際、11人中1人しかWindowsユーザがいませんでした。

そうして遊んでいる間に、ヒルトンホテルの一室を借りることが決定。なんてハイスペックな大人たちなんだ・・・w

この後、スプツニ子!さんとのSkypeミーティングなのですが、その内容については後述します。

ボストンに到着!

夜中になりましたが、ボストンに到着しました。 ホテルで一泊したのですが、このホテルもヒルトン。学生が自力で取れる宿ではないです。さすがリクルート・・・。

翌朝、雪が降っていましたが、少しましになっていました。

ここから、MITに出発します。

MIT Media Labの雰囲気

突然ですが、私はMIT Media Labに憧れていました。 学問の壁を取っ払って、工学だけでなくアートや生物も取り込んだプロダクトを次々と生み出すMedia Lab。 なぜそこまでイノベーティブなことが可能なのか、ずっと知りたかったのです。

念願叶って、Media Labを訪問できました。 内部写真の公開は止められているので、見てきたことをそのまま言葉で伝えます。

Media Labの中は広々としていました。

イスやソファなどが置かれたコラボレーションスペースが多くあります。 研究ルームも、1つの大きい部屋に研究グループが3つぐらい集まっていて、その中は敷居がありません。 そのため、隣の研究グループと気軽にディスカッションできる雰囲気です。

3Dプリンタ・スキャナをはじめとして、多種の工作機械が置いてある工房が1Fの中央にあり、ここはラボのメンバーであれば自由に使用可能。そのための授業も存在します(体験記はこちら: HowToMakeAlmostAnything2010 )。

ここは「Demo or Die」の世界。デモをいつでも気軽に作れる代償として、研究の成果物もデモの形で見せる必要があります。

この本によると、隣のグループの人となんとなくアイデアを話しているうちにひらめき、 その日のうちに徹夜して翌日にはプロトタイプが出来ている、といったこともよくあるようです。 そんなことが可能なのも、コラボレーションを気軽に出来る雰囲気と、いつでもモノを作れる環境のおかげです。

このようなことについて、読んだものでいくらか情報は得ていましたが、実際に行ってみると確かに開放感を強く感じました。大きな吹き抜け、ガラス張りの壁。おそらくコミュニケーションが捗るように、巧妙に設計されているでしょう。

そして、各研究グループの中は多数のモノ、物、もの。最先端の3Dプリンタで作られた生物的なオブジェや大きな構造物もあれば、新しいオペラを作るためのピアノもある。コンピュータの横には工具と作りかけのモノが転がっている。このような雑然とした空間が未来を作り出していると思うと、ワクワクしてしまいます。

実はこのMedia Labについて特別な思いがあるのですが、それについては今は黙しておきます。 でも、実際にここを訪問できたことで、その思いも少し変わりました。

小休止

MITについて語って熱くなってしまったので、ここで一旦一区切りします。 次回は、いよいよワークショップの本編に入っていきます。