超初心者向けDJセットリストの作り方
この記事は、DJ未経験の人が一通りDJプレイをするために、セットリストを作る手順や、気をつけておくべきことを紹介するものです。
超初心者向けなので、観客の雰囲気によって曲を変えるみたいな高度なプレイは扱いません。プレイリスト決め打ちを前提にします。
また、この記事ではPCDJ(iTunesと連携するソフト)を前提にしていますが、この手法自体はCDJでも適用できます。CDJの場合は、最後にセットリストをCD-Rに2枚焼いて、当日持って行けばOKです。(2枚ないと、曲が繋げられません。)
手順
- 曲を集める
- 与えられた時間・時間帯から、観客の盛り上がりを想像する
- プレイ時間に応じて空のプレイリストを作る
- プレイリストへ曲を追加し、並べ替える
- 本番での時間調整のために、余分に曲を追加しておく
1. 曲を集める
曲は既にある程度集まってるとします。足りなければTSUTAYAかタワレコへダッシュ。
2. 観客を想像する
これがDJの醍醐味であり、一番難しいところだと思います。
例えば、イベントが始まってすぐの時間帯は人が少なく、あまり場が盛り上がってないかもしれません。このような場合は、ラウンジのようなゆったりした曲でゆったりのせるのが良いでしょう。
逆に、終了近くの時間帯はお客さんの雰囲気もある程度温まっている可能性が高いので、徐々にアゲアゲになるように組みましょう。
3. 空のプレイリストを作る
指定された時間・回に応じて、プレイリストを作ります。プレイごとに1つのプレイリストが分かりやすいと思います。
4. プレイリストへ曲を追加し、並べ替える
僕の場合は、一つの核となる曲を決め、その前後がうまく繋がるようにプレイリストへ曲を追加していくことが多いです。
また、自分で決めたテーマに沿う曲をとにかく集めて、それらを中心に時間枠に収まるよう再構成することもあります。
注意点としては、曲を繋ぐ際に曲のイントロ(頭)とアウトロ(終わり)を重ねて繋ぐ場合がほとんどなので、実際のプレイ時間はiTunes上のプレイリスト時間よりも短くなります。完成したプレイリストの時間が指定時間よりも2〜3分多めになるように調整しましょう。
5. 本番での時間調整のために、余分に曲を追加しておく
実際にプレイしてみると、自分の想定通りに時間が収まらないことがよくあります。 また、会場側の都合で、突然時間枠が伸縮する場合もあります。このような事態に対応するため、スペアの曲をプレイリストに追加しておきます。
既に出来たプレイリストに馴染む曲を、2〜3曲選んでおけば、「あと3分ぐらい伸ばして!」という緊急事態はとりあえず回避できると思います。
なお逆に、時間枠を縮小するために、予定したプレイリストの一部を省略せざるをえない場合もあります。僕の場合は、最後の曲は残して、その手前の曲を削ったりして対処しています。
おわりに
以上がプレイリストを作る手順です。できればDJソフトを入れて練習できれば完璧ですが、それが難しい場合は、イメージトレーニングをしましょう。
本番では、どんな予想外の事態が起こっても、慌てずに一呼吸おきましょう。曲を止めなければ、あなたのDJデビューは成功です。
では、あなたのプレイを楽しみにしています。
おまけ:PCDJソフトの紹介
DJ用ソフトは色々なものが出ていますが、無料のものと有料のものの初心者向けおすすめを挙げます。
Virtual DJ Home Free (無料; Windows/Mac)
無料で高機能なDJソフトです。 まずはこれで感触をつかむといいかもしれません。
紹介記事:
MacでもPCでも無料でDJになれちゃう!"VirtualDJ Home"が楽しい♪ - Gadget Girl
djay 3 (2000円; Macのみ)
有料ですが、djay 3は直感的な操作ができ、初心者にも安心しておすすめできます。 何もしなくてもiTunesのライブラリを使用できるのも特徴です。  djay for Mac » The #1 DJ Software for iTunes by Algoriddim